明時代宣徳帝の治世に、最高峰と称えられる磁器が官窯で造り出されました。
磁胎は潔白で玉のようにきめ細かく、釉質は温潤で、絵付けも格調高く、優雅な
雰囲気を漂わせています。
三川内焼の技術で、官窯最高峰の染付、釉裏紅、紅釉の技に挑みました。
温潤(おんじゅん)と称される質感は、写真では表現できません。
青花釉裏紅 龍紋 パレスボール
w15.5×h6.0
釉裏紅を以って宝となす。との言葉で分かる様に青花(染付)と独特の釉裏紅の調和は、気品ある官窯(皇帝の器)にふさわしい。
青花釉裏紅 唐草紋 碗皿
w8.0×h7.3
青花釉裏紅とは、現代の「赤絵」の器と似てはいますが品質の点で大きく異なります。
特に紅色の発色の中に緑色を同時発色させる技は、「桃花紅」と呼ばれ珍重されております。
青花釉裏紅 唐草紋 プレート
w20×h3 w25、w15 各種
緑と紅の同時発色の青花釉裏紅は、
貴重な作品です。
青花 折枝紋 皿
w18×h3.5 、 w24×h4 各種
青花とは、器に描かれる紋様を青の顔料で絵付した磁器を呼び「明初・宣徳期(1430年頃)」を最高とします。
その特徴はやわらかな釉肌にあり、目で見て理解するのではなく触れてみて初めて感じられるものです。
青花 折枝紋 湯呑み
w8.0×h7.3
「そまり青」と呼ばれる独特の蒼い顔料で
描かれる絵が、600年の時空を超え今蘇る。
青花 折枝紋 フリーカップ
w8.5×h9.5
釉裏紅 輪花紋 フリーカップ
独特の柔らか味のある紅色の発色で紋様を描く技法です。
磁器焼成で最も難しい技で気品ある調和を持った器は、多くは存在しません。
釉裏紅 珈琲碗皿
w8.0×h7.5
辰砂6寸皿
w20×h3.0
紅色をもって宝となす。との言葉の如く目に映える色磁器は、蔡紅とも呼ばれ日本でも高く評価されています。
その中にあって、「新官窯磁器」では、白抜きの文様に彫を入れ現代に官窯の気品を蘇らせました。
サイズは、5寸(15㎝)、6寸(18㎝)、8寸(24㎝)があります。